小鳥の恩返し

桜が咲くと鳥が山へ帰ります。
そういう言い伝えはありませんが、うちの庭ではだいたいそんな感じで姿が見えなくなっていきます。
冬から春にかけて毎日毎日「ヒマワリの種が入ってないぞ!」と催促しては鳴き、「このミカンはオレのだ!」と争っては鳴き、「水浴びたのしー!」と喜んでは鳴いていたヤマガラ・シジュウカラ・メジロ・ヒヨちゃんのみなさんでしたが、もう最近はたまにしか寄りつきません。
その代わり、ツバメを見かけるようになりました。早いね、もう渡ってきてるやついるね。
まあでもツバメは庭には来てくれないからなあ。

そんなわけで冬の間、主にヒマワリの種をあげていたのですが、餌を出すと毎日同じヤツ(鳥)が来るんですよね。
うちの場合は「ヤマガラ3兄弟」というのが来ていて、いや、実際兄弟かどうかは全然知らないんですけど、同じようなサイズのヤマガラが3羽、毎日一緒に食べに来ていました。

ヤマガラは人に慣れやすいと言われています。
この3兄弟も最初こそサッと来ては急いで種をくわえ、ものすごいスピードでめっちゃ遠くまで行ってやっと食べる、みたいな奥ゆかしさだったんですが、あっという間に慣れてしまい、人の姿を見ても逃げないどころか、種がないと前述の通り「おい!種がないぞ!早く出せ!」と窓の外で大声で鳴きまくる始末。
そのうち種をより好みするようになって、気に入らないとポイポイ捨てる→すぐなくなる→催促する、のセレブ生活。
種は主人があげていたのですが、3兄弟(+シジュウカラ数羽)の消費が激しいので、しまいにはホームセンターで大袋でヒマワリの種を買ってましたね。

そんな日々とももうおさらばなんだなあ。寂しいなあ。

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この写真はバルコニーで見つけた、なんかの種。
ある日突然あまりにもまとまった数で落ちていたので、

毎日ヒマワリありがとうね!これお礼にあげるよ!> ⋛⋋( 'Θ')⋌⋚

という「小鳥の恩返し」的な感じで持ってきてくれたのかと思いました、わりとまじで。
それくらい唐突に種が現れたのです。
こんな種、いままで見たことないし。庭の木にこんな種のなる木ないし。

それで、発芽させることにしました。「鳥の運んできた種」なんて、すごい夢あるじゃないですか!

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で、もうオチを言っちゃいますけど、これは藤(フジ)の種でした。
フジってああ見えてマメ科なんですね。言われてみると確かにツル性だったわ。
エンドウマメの大きいやつみたいな実がなるらしいんですけど、それがバーンと爆ぜて種を遠くへ飛ばすんですって。
確かに裏の道にヤマフジが生えてるけど、えーっあそこから飛んできたの?けっこう距離あるよ?すごいなマメ科の生存戦略…。

というわけで小鳥の恩返しではなかったんですけど、いくつかはうまく発芽できたようなので、また育ったら報告します。

黄色いアイリングのあいつ

先日のツグミと同じくらい水場に来ているのが、シロハラです。
シルエットやサイズ感がツグミにそっくりで、じっくり見るとクチバシの形や色も似ています。
それもそのはず、シロハラは「ツグミ科」なので、まぁ親戚みたいなもんですかね。

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目の回りの黄色いアイリングがおしゃれ!
逆に言うと、それ以外は特に言うことないくらい地味。

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鳴き声は「ポポポポ」。
声というより破裂音っぽい感じです。
見かけが地味だから、鳴き声くらい派手にすればいいのに、鳴き声も地味…。

シロハラといえば、この記事書いた頃は「普段姿が見えない!」「貴重な写真!」と喜んでおったものですが、最近ほぼ毎日姿を現しています。
全然貴重じゃない。
しかも最近の我が家のトップスターはツグミなので、ツグミかと思ったらシロハラだったりすると「なんだシロハラか」みたいになっています。
もうヒヨちゃんみたいな扱い。
地味な鳥の定めですかね。

白いマユゲのあいつ

春が終わり夏が終わり秋も終わり、冬が来てやっと鳥見の季節!と思ったらなんか春みたいに暖か。
鳥は山に餌があるうちは降りてこないので、こんなに暖かい日が続くと鳥見もできません。
最近やっと冬らしい寒さになって、我が家の庭にも鳥が姿を現すようになってきました。

ちなみに昨冬、庭をにぎわせたカケス軍団は今冬はまったく来ていません。
カケスの飛来はドングリの出来と関係があるらしいので、今冬は別の場所でドングリが豊作なのかもしれないですね。
また来期に期待です。

代わり(?)に、ちょっと珍しい感じの鳥が来ましたよ!

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キラリと光る白い眉毛、ツグミのつぐみん初登場!
最近、午前と午後、うちに水飲み(水浴び)にきています。

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2011年幹線道路の中央分離帯で見たのが最後なので、つぐみん自体本当に久しぶり。
ていうか、こんな至近距離で見たの初めて…。
両翼がだらんと下がっていますが、これはツグミの特徴のひとつなんですってね。

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こうやって見るとほんとにだらんとなっててちょっとビビる。
小鳥でこんなんになってたら、まず病院コースです(折れてる)。
弛緩が過ぎますよつぐみん。

ところでツグミといえば、漫画「とりぱん」でリンゴの皮を嬉しそうに食べるエピソードでおなじみです。
我が家でも、つぐみんのために水場の近くにリンゴの皮を置いてみました。
一見ゴミが捨ててあるみたいです。
でもとりぱんでは、新品リンゴには目をくれずリンゴの皮にまっしぐらだったので、信じて置きました。
もう3日経ちますが、つぐみんどころか誰にも食べられていません。
たぶんみんな「なんだゴミか」と思っている気がします。
おわり。